★エスビットのフライパンで時短パスタ

山行時のお昼といえば、インスタントラーメンとコンビニおにぎり。

調理と休憩を含めて約1時間程度なのですが、

最近行っていた雪山では活動時間が長時間となってしまい、

お昼もさくっと30分程度で済ませたり、

時には自炊はやめておにぎりだけなんて時もあったり…

 

雪山も終わったので、これからの季節では

活動時間にも若干の余裕を持つことができそうなので、

もう少しお昼メニューをバージョンアップしてみようと思い、

巷でよくみる「時短パスタ」にトライしようと思いまずは練習してみました。

 

火器準備。今回のバーナーはMSRのウィスパーライト

 

まずは下準備としてパスタを水に浸しておきます。

100gのパスタを2つに折り、ビニール袋に水と一緒に入れておきます。

今回は練習なので約2時間程度浸けておきました。

ちなみに山行の時は出発から昼食の時間まで約5時間程度。

出発時に仕込んでおくと少し時間が経ってしまうかもしれませんね。

 

山行時の場合はさらにジップロックで水漏れ防止をしておいた方がいいかも

 

パスタは細めよりも太めが好きなので1.9mmを使います。

細いパスタの方が早く茹で上がるので燃料も時間も

節約できるのはわかっていますが、しっかりと食べ応えのあるほうが

腹持ちもよく満足感も違います。

 

具材はシンプルににんにくとツナ缶。

カラカラになるまで炒めておきます。

これも事前に用意しておけば時短になると思います。

 

 

ハーブソルトと岩塩をミックスしてみました

 

具材の準備が整ったら100ml程度の水からパスタを茹で始めます。

徐々に水分が飛んで泡が出てきます。

水分が少し残っている状態で具材を投入し最後に細かく刻んだ長ネギを入れて完成です。

 

 

 

 

火力マックスで真っ赤になっています

 


徐々に水分が飛んでしっとりしてきます

 

 

 

 

ちなみに茹で始めから約9分程度で完成しました。

具材も現地で仕込む場合はプラス5分程度必要かと思います。

パスタは太麺なのですが、ちゃんと茹であがっていて、

思った以上に普通にできました。

 

汁っけがほとんどないツナパスタなので片付けも比較的簡単。

ちょっとの水と抗菌シートで拭き取ってしまえば済みます。

簡単なのですが、見た目が「料理してみました!」っぽく、

お腹も達成感も満足です。

 

 

★積雪時期以外での登山靴

雪山登山ではセミワンタッチアイゼンの装着ができる

コバ付きの「Scarpa Mont Blanc Lite Goretex」を使っていますが、

そろそろ雪山シーズンも終わりなので、春先から使える登山靴を検討していました。

 

いままで無積雪時で使っているのは「Millet Super Trident Gortex」。

こちらはくるぶしを少し覆うくらいのミドルカット仕様で、

ビブラムソールも程よい硬さで、比較的軽いので 夏の山行ではなかなか快適だと思うのですが、

もう少し堅牢なものが欲しくていろいろと調べていました。

 

Millet Super Trident Gortex。軽くて軽快です。

 

スカルパ、ガルモント、サレワ、マムート、サロモンなどなど…

価格や仕様、使う状況などを踏まえいろいろと見比べてたどり着いたのは、

スカルパの「クリスタロGTX」。

スカルパでも、他のラインラップで以下の3つも候補にあがりました。

・トリオレ プロ GTX

・シャルモ プロ GTX

・ミラージュ GTX

 

上記3つはどれもコバ付きのものになるので価格も若干高めになります。

コバ付きだとセミワンタッチアイゼンを装着できるのですが、

前回導入したモンブランライトを雪山で使うので、

今回検討しているものにはコバは不要かと思っています。

そこでコバがない仕様で価格もリーズナブルな

「SCARPAクリスタロGTX」に決定となりました。

 

 

 

 

カラーはスカルパおなじみのオレンジとブラック。

表面はスエードとゴア素材を使っていて、

かかと全体をラバーで包み込むような仕上がりになっています。

厚めの靴下を履いて使うのでサイズはEU45。

真夏での使用はちょっとキツイかもしれません…

 

 

 

 

 

 

なかなかボリュームのある登山靴ですが、

低山以上となるとこれくらいしっかりした方がいいと思いますので、

山行目的によって「Millet Super Trident Gortex」と

「SCARPAクリスタロGTX」を使い分けしようと思います。

 

 

★八ヶ岳・赤岳 今年最後の雪山行

前回の那須岳で今年の雪山行は終了としてましたが、

春分の日に大雪があったので、八ヶ岳・赤岳へ。

ただし前回の勝沼よりもさらに先の小淵沢までなので、

午前2時30分に出発して、手前の双葉SAで1時間程度仮眠。

山々が朝焼けに染まる6時くらいに再度出発し

八ヶ岳山荘には7時に到着しました。

この時点で駐車場の8割程度は埋まっている状態でした。

 

林道を使い美濃戸山荘まではノーアイゼンで向かいます。

ここで南沢ルートと北沢ルートで選択できるようなのですが、

赤岳鉱泉を見てみたかったので、行きは北沢ルートに進みます。

凍結しているのでアイゼンの食いつきはよいのですが、

新雪のため徐々に雪深くなり乾いたさらさら状態になるので 歩きにくくなってきます。

 

しばらくはこんな感じを進みます

 

美濃戸山荘、ここでアイゼン装着

 

徐々に雪深くなってきます。

 

お!見えてきました

 

赤岳鉱泉のアイスフォール越しの峰々

 

 

赤岳鉱泉のアイスフォール越しの山々をみながら行者小屋まで進みます。

小屋までは小一時間程度で到着。周辺は数々のテントが並ぶ大盛況ぶり。

快晴の青空と雪を湛えた峰々のコントラストが最高な眺め。

いつまでも見ていられるほどの絶景ですが、

これから登っていくコースに目をやるとかなりの急坂…

さらに稜線には結構な雪煙が舞っている状態…

できるだけ時間を使いたいので早々に出発します。

 

稜線は結構な雪煙

 

 

みんな赤岳目指して向かってます

 

結構な急坂

 

 

 

遠目で見ていたよりも遥かに斜度がきつく、休み休み進んでいく状態。

新雪なので軽くさらさらなのでアイゼンの食いつきが弱く、

歩きにくい状態が続きます。

日帰りなので下山時間が気になります。

タイムアウトとなったら潔く諦める覚悟はしていましたが、

下山の方山頂までのコースタイムを確認するとなんとか行けそう。

このような雪山なので無理はしたくないし

下山も結構な時間がかかることは目に見えているのですが、

その点を考慮しいけると判断しタイムアウトぎりぎりに山頂へ。

 

 

阿弥陀岳

 

まだまだ先は長い...

 

 

 

 

 

 

 

赤岳登頂!

 

 

眼下には行者小屋

 

 

午後になってしまったので少し霞んでいますが、

富士山を筆頭に周りの峰々を堪能できました。

天気は相変わらず良好で風も穏やか。

しかしこの後の下山工程が心配なので早々に下山開始。

 

岩場を抜けたあたりから雪が深くなり新雪のためかなり滑る状態。

足を取られて滑ること数回。ピッケルで止めようとしますが、

なかなか食いつかず、あせりましたが、雪に隠れていた岩にヒット。

そんな状況が2〜3回あり、そのたびに体制を立て直しては深呼吸。

砂のような状態でしまっていないので、アイゼンの効きが悪く、

尻餅をついた勢いでずるすると流れるような状態になってしまいました。

 

登りより下りの方が怖いです

 

無事行者小屋まで下山

 

通常よりも慎重かつ時間をかけての下山となってしまったので、

行者小屋に降りてきたのは15時過ぎ。

ここで自炊昼食と思いましたは、疲労と時間が気になってしまい

今回は簡単に昼食を済まして南沢経由で美濃戸山荘へ。

南沢は比較的歩きやすのですが、下の方は雪が少なく

岩が露出しているのでアイゼンでは歩きにくいのですが

美濃戸山荘へは17時前に到着。ここでアイゼンを外して

17時30分過ぎには八ヶ岳山荘着です。

 

下山後に友達にLINEをした際に、今回の滑落事故を知りました。

ヘリが頻繁に飛んでいるとは思っていましたが、

自分が登っている隣の阿弥陀岳でこのような大事故が

リアルタイムに発生したことを後から知ることとなったのですが、

事故の詳細を徐々に知っていくと、じわじわと恐怖感と不安感が湧き出てきました。

 

同じ日に同じ山に居合わせたことであったり、

自身も滑落危機にあったことなど...

いつでも自分が当事者なってしまう可能性があることを、

身近に感じてしまったことと、

週が明けで普通の日常生活に戻っている現実と、

昨日の山での事故とがなんだか紙一重な感じで…

正直自分の中でなにかが錯綜していている状態です...

 

 

★百名山・那須岳と朝日岳へ

来週以降気温が一気に上がりそうなので、今のうちに最後の雪山行、

栃木県の100名山那須岳と朝日岳へ。

皆さんのレビューを見ると大丸駐車場までは凍結もなく、

ノーマルタイヤで行けるようです。

車で一気に高度を稼げるので、実際の登山時間は短め。

いつもなら7時過ぎには行動開始ですが、

今回は遅めの8時30分スタートです。

駐車場から即アイゼン装着なので、存分に雪山行を楽しめます。

 

遊歩道と車道を跨ぎながら、ロープウェイ乗り場まで上がります。

3月16日から営業開始のようなので、その前に登れたのでよかったかも。

右に朝日岳を望みながら急坂もなく緩やかに高度を上げていきます。

雪は少なく荒々しい岩肌が露出した朝日岳。なかなかの男っぷりです。

一方、左側を見上げると那須岳が大きく広がっています。

パウダースノーやらアイスバーンやら岩場やら…

バラエティーに富んだゆるい登りを進むと那須岳避難小屋が見えてきます。

 

定番の雪に埋もれた鳥居を通過していきます

 

左側にそびえる那須岳。なかなかの迫力です

 

避難小屋到着。終始雲の中
 

ここから剣ヶ峰を経由して朝日岳へ向かいます。

雪が付いている時期の巻道は厳しいと聞いていましたので

剣ヶ峰のピーク経由で行くつもりだったのですが、

なぜか巻道方面に出てしまった…

一応トレースは付いていますが結構な斜度…

少し進んでみましたが、ちょっとまずいかもと思いましたが、

戻るに戻れずそのまま低速で進みます。

 

斜面にピッケルを刺しながら一歩一歩確実に進んでいきますが、

場所によっては腿くらいまで埋まってしまう場所もあり、なかなかスリリング。

滑落してしまったらそのまま下ってあの稜線に出よう…

なんて最悪な場合も想定してしまうほどの緊張感あふれる巻道トラバースです。

ここを抜けた時の安堵感は格別。帰りは絶対剣ヶ峰ピーク経由で戻ろうと決めた瞬間でした。

 

結構な斜度をピッケルを駆使して進むことに...

 

振り返ると那須岳が見据えてます

 

なんとか巻道完了...久々に恐怖心味わいました...

 

一変して今度は岩場メインな巻道を進んでいき、稜線に出てから朝日岳ピークです。

小さな鳥居が添えてある控えめなピークで晴れを待ちましたが、

一向に好転する気配がないので早々に下山します。

 

終始雲が流れています

 

 

 

朝日岳山頂には小ぶりな鳥居さん

 

帰り道、那須岳を望む

 

帰りは剣ヶ峰のピーク越えで行こうと決めていましたが、

下から見上げると結構な急坂っていうかトレースなどない自由コース。

どうしようか迷っていると、前を歩く2人組は巻道へ進んでいきます。

行きは1人だったのですが、先行人がいれば何かあった時でも 対処できるかもと思い、

帰りも巻道で戻ることにします。

 

帰りは利き手でピッケルを持てるので、思ったよりも安定。

先行人はトレッキングポールだったので難儀してたようですが、

皆さん何事もなく無事に戻ることができました。

 

どっと安堵と満足感に満たされたところで避難小屋で昼食。

30分程度で終わらせてそのまま那須岳へ。

那須岳は火山なので硫黄臭が立ち込めていて、 蒸気もいたるところから出ています。

コースタイム45min。この景色や雪の感触を存分に楽しみたいので、

ノートレースを歩いたりゆっくりと堪能しながら登って行きます。

 

小屋から約45min程度の那須岳へ

 

あちらこちらから硫黄臭と蒸気が沸いてます

 

なかなかの絶景!

 

ピークには鳥居と立派な石づくりの祠が鎮座しています。

火口は思ったほど大きくなくこじんまりとした印象です。

帰りも朝日岳を眺めならだらだらと下山し 15時30分には大丸駐車場到着しました。

 

石の祠が鎮座

 

百名山那須岳!

 

帰りはゆっくりモードで...

 

 

 

今回はいつものような時間に追われるようなコースタイムではなかったので

終始まったりモードで過ごせたのですが、距離的にはちょっと物足りない印象。

かなりゆっくり歩いたのですがそれでも6時間程度。

雪山なので時間に余裕がある山行がよいのですが...

しかし斜面のトラバースやピッケル・アイゼンを大いに活用できた点、

短時間でダイナミックな雪山や景色を堪能できる点では とても満足できる雪山行でした。

 

 

 

 

★季節ごとのグローブ事情

山に入る季節や山行時での状況によって使うグローブは様々です。

いくつか使い分けているので備忘録としてまとめました。

 

〈春先〜秋口まで〉

メインは薄手のハーフィンガータイプ。

汗かきなので手のひらも尋常じゃないくらいの汗をかきますので、

結構早い段階からハーフィンガーを使います。

 

・SALOMON グローブ XT WINGS GLOVE WP

トレラン御用達のこのグローブは薄手なのでトレッキングポールもつかみやすいです。

少し寒くなったな...って時には指先を包み込める部分を出せば少しはしのげる感じです。

岩っぽいところではあまり使いたくないのですが、軽快さは一番です。

Lサイズを使用していますが、結構薄手でタイトな作りですので

フィット感はバッチリですが脱着が少ししづらいです。

 

 

・MECHANIX WEAR MFL-55 M-PACT FINGERLESS

頻繁に手を使って登るような場面で威力を発揮してくれるのが、サバゲー御用達のこいつです。

手のひらや甲の部分は補強がされていて、岩場でもしっかりホールドしてくれます。

山用のグローブよりもリーズナブルな価格なのでコスパ最強です。

 

ショップでLサイズを試してみましたが、少し大きめで野暮ったい印象でしたので

こちらはMサイズを使用しています。

 

 

〈秋口〜積雪期〉

メインはフルフィンガー系とフリース系タイプ。

あとは大量の汗をかいても気兼ねなく使えるユニクロ系です。

 

・MECHANIX WEAR MG-55 COVERT

ハーフフィンガーで使っていたものの、フルフィンガータイプが使い勝手いいです。

こちらもほどよいフィット感で岩場などでもがんがん使えます。

ちなみにこのグローブはバイクの時にも使用しています。

一般的なバイク用グローブよりもタイトなので、

素手に近い間隔で使えるのが気に入ってます。

こちらもMサイズを使用しています。

 

 

・Millet Stretchs

積雪期の場合はこちらのフリース素材のグローブになります。

Polartec_Power Stretchを使用しており、ストレッチが効いたフリースグローブで、

ものすごく暖かいというわけではないのですが、

汗かきな自分としましては、極寒時でも上りの時は汗をかいて湿ってきて寒いです。

なので、登りではユニクログローブを使って、下りのあまり汗をかかない状況で使います。

 

EU規格なのでこちらはMサイズを使用しています。

日本サイズに換算するとLサイズ相当です。

 

 

〈番外編〉

休憩時に汗をかいたグローブをつけっぱなしにしているのはいやなので、

山頂での滞在中や昼食の準備などの際には、この3M製のグローブを使っています。

 

・3M コンフォートグリップ グローブ

通気性がよくほどよいフィット感のあるいわゆる作業手袋になります。

軍手のようにもこもこしていなくて、タイトフィットなので、

いろいろな手作業も付けたままで行えます。

素材はナイロン100%で、掌部分は発泡二トリルゴムになります。

 

 

・3M コンフォートグリップグローブ ウォームタイプ

こちらはウォーム仕様になりますので、表面がゴワゴワしています。

付けたままの作業はちょっとやりにくいですね。

 

3M製のグローブは数百円という最強のコスパ!

保温性などは期待できませんが、これなら気兼ねなく使い倒せますので、

山行だけではなく、キャンプや庭いじりでも活躍できます。

ちなみに手のひらはゴム製なので熱いものを掴むには注意が必要です。

 

〈総括〉

・できるだけもたつかないジャストフィットなサイズをチョイス!

・グローブは2つ持ちが快適!

・山専用ではなくても、理にかなったものがある!

 

この件はグローブだけに限らないと思います。

ウェアでもキャンプギアでもあまり常識にとらわれず、

柔軟に考えてみると、思いがけないアイデアであったり、

メリットやらコスパが見えてきますね!

前回ご紹介したエスビットの蓋問題などなんていい例でした。

 

 

 

 

★山行後のメンテナンスもちょっと楽しい

先日の山行ですっかり汚れてしまったギアですが、

日帰りで行ってきたので、帰宅が21時くらいになってしまい、

汗汚れのものは早々に区分けして洗濯したり、

ザックなどは濡れタオルで拭いたりしたのですが、

ハード系のメンテナンスまでは時間切れとなってしまいました…

 

少し時間が経ってしまったのですが、次回の山行でも気持ちよく

使うため、長く愛用していくためのギアメンテしてみました。

冬山でもがっつり汗が出るので、直接触れるザックは

帰宅早々に固く絞ったタオルで拭いたあとにファブリーズを

スプレーして日陰に干しておきました。

 

アイゼンやトレッキングポールなども、一通り分解して、

泥汚れを洗い流して日陰干しです。

 

そして一番汚れるギアである登山靴ですが、

Grangersのギアクリーナーできっちり洗浄してあげます。

 

スプレータイプのこの商品は、水性なので環境に優しく、

生物分解成分を使用しているそうです。

 

靴紐やインナーソールをはずし、あらかじめブラシなどで汚れを取り除いておきます。

歯ブラシなどの小さなブラシで一通り軽くこすりながら洗浄していきます。

 


スエード調の部分を一通りこすっていき終わったら、

固く絞った濡れタオルで拭き取った後に日陰で自然乾燥。

最後にコロニルの栄養リキッドと撥水スプレーを塗布して完了です。

 

 

 

HaglöfsとMilletのウェアレビュー

新たに、山行やキャンプなどで活躍してくれるだろう、

HaglöfsとMilletの2ブランドのウェアを導入しました。

 

・Haglöfs「 L.I.M III」

20DゴアテックスPACLITEを使用した、

非常に軽量なシェルジャケットです。 必要最低限なミニマルな仕様が随所に見られます。

また、袖や裾の長さなども山での行動を前提にサイジングされているので

ザックを背負った時も、引っ張られたりツッパたりすることがなく、

体にフィットした作りに感じられました。

 

 

 

袖口はシンプルな作りで、ベルクロ留めではなくフリースの袖口のような感じです。

手の甲を覆って親指を出せるような仕様になっていますので 必然的に袖も長めになっています。

フード部分は首元とフード背面のドローコードでサイズを調整できます。

被らない状態でファスナーをフルアップした時のフィット感や

見た目のバランスも非常によく 山行以外での着用も遜色ありません。

 

全てのファスナーは定番の止水仕様となっています。

開閉が少し固めですが、そこは止水ファスナーの宿命で、

自分としては特に問題にはなりません。

 

このHaglöfs L.I.M IIIは、極薄軽量なので、

保温性は高くないので、停滞時の寒さ対策というよりも、

行動中に使用するアイテムとしての役割になるかと思います。

 

ちなみに、製品名にある「 L.I.M」とは、「Less is More」の頭文字。

「より少ないことはより豊かなこと」という意味で、

ミニマルウェアを提唱するホグロフスならではのネーミングですね。

 

ドローコードを通す部分の小さなパーツにもロゴが刻印されていたり、

なかなかのクオリティに満足しています。

 

 

・Haglöfs「Husk」

こちらはゴアテックスではなくWindstopperになります。

裏生地はメッシュを含んだ2層構造となっていて、

肌に触れる部分はとてもしなやかで着やすいです。

 

 

「Haglöfs L.I.M III」よりも重たくなりますが、保温性はこちらの方があります。

袖口はベルクロ仕様で、ポケットも2箇所備えています。

このポケットが結構深い作りで、かなりの収納力があります。

 

登りの時は暑くなるので、あまり着込まないのですが、

滞在時から防寒のため着用し、そのまま下山しますが、

ザックを背負う前提の作りなので、締め付けるようなストレスもありません。

 

 

こちらは前回の雲取山や甲武信ヶ岳にて実践投入してきましたが、

腰回りのだぶつきもなく、程よいフィット感が気に入ってます。

 

今回のアイテムも海外からの購入を想定していますので、

国内ショップで事前にホグロフスのウェアを試着してみました。

ホグロフスはEUサイズ(ヨーロッパサイズ)なので、

Lサイズはやはり大きめでしたのでMサイズをチョイス。

比較的袖は長めで、裾もお尻の少し上くらいまでかかる感じです。

胸囲部分の締め付けやぶかぶか感もなく、かなりの高フィット感です。

やはり山行での行動を前提にした作りだなということを改めて実感しました。

 

どちらのウェアも収納用の袋などは付属されていないのですが、

Haglöfs Huskの方はそれなりにボリュームがあるので

市販のスタッフバックに収納して携行しています。

 

Haglöfs L.I.M IIIの方はせっかくの軽量仕様なウェアなので

極薄軽量なコーデュラのリップストップナイロンでスタッフバッグをMYOG。

小さく納めることができました。

 

 

・Millet「Hybrid Heel Lift」

ダウンとフリースを組み合わせたちょっと変わったジャケットです。

ボディはPERTEX QUANTUM ULTRA LIGHT、

腕部分はフリース素材のTHERMOSTRETCH LIGHTになります。

EUサイズのMなので、日本サイズではLとなりますが、

保温性を保つためだと思いますが、結構タイトな作りになります。

まあ、ミドラーとしての位置付けのアイテムなので、

これくらいがちょうどいいと思います。

春先であれば、アウターとしてもいいかもしれないです。

 

左側に胸ポケットを備え、サイドのポケットも

寒い時には手をインできる程度の深い作りです。

裾も少し長い印象ではありますが、タイトな作りなので モタつく感じがなく、

全体的に体にフィットする細かい作り込みは 流石のミレーといった印象です

 

海外での購入なので国内で買うよりもかなりお安く入手できたのですが、

山行で使うのになんだかもったいなく躊躇してしまいますが、

がんがん実践投入していきます!

 

 

 

★Activity_16 甲武信ヶ岳で積雪期山行

2月も後半に突入。積雪山行が出来る時期も短くなってきました。

雪山行ができる山をリストアップしていますが、今回は山梨県の甲武信ヶ岳へ。

 

情報によると登山口までの道は凍結もなく車で入れるということなので、

早朝4時30分に出発。都内から中央道で勝沼まで行き、

そこからフルーツラインを使って、登山口のある西沢渓谷向かいます。

 

この日は都内でも最高気温9度ということなので、 極寒登山を覚悟していましたが、

やはり駐車場手前の広瀬湖は完全凍結しています。

日曜ということもあるし混んでるかな?と思いましたが、

駐車している車は1台のみ。閑散としています。

 

7時30分に駐車場を出発。しばらくは林道を歩いていき、

西沢三荘の横にある徳ちゃん新道から登り始めます。

 

もう一つの登山道との分岐までは結構な急坂で極寒でも汗が滴ります。

その汗を拭うタオルを首からかけっぱなしにしていると

徐々に凍っていくほどの寒さ。水もシャーベット状になっていきます。

 

案の定グローブをしていても手先が痺れるほどの寒さでしたが、

仕込んでおいたジッポのハンドウォーマーで手先を温めながら進みます。

 

 

新道分岐からアイゼンを装着します。

ここからの戸渡尾根もしっかり凍結しているのでアイゼンの掴みがよいのですが、

なにせ急坂なのでペーズダウン。結構しんどいです。

 

さらに雪が深くなり、コースを少し外れるとズッポリと足がはまってしまいます。

景観もなく修行僧のように黙々と足を進めていく感じです。

前回の雲取山と比べるとこちらの方がヘビーですね。

 

 

破風山からの合流地点、そこから甲武信ヶ岳の前にある木賊山を通過。

ここからのラストスパートの前にガツンと下り甲武信古屋到着です。

ここで昼食にしようかと思いましたがすでに12時30分。

思ってた以上のタイムオーダーで少し焦ります。

やはりアイゼン着用の雪山、思った以上の急坂にペースが落ちていたようです。…

 

ここから先ほど下がった分の急坂が待ち構えている甲武信ヶ岳。

最低でも13時30分には下山開始しなくてはいけないのですが、

安全策をとって、ピークは踏まずにここで昼食にして下山するか?

昼食は下山しながら食べ、自炊時間を削ってピークを踏むか?

 

 

結果、ピークを踏むことを決断し早速登り始めます。

ここから結構な急坂で容赦ありませんでしたが、13時にピークを踏めました。

30分で昼食を切り上げれば大丈夫なのでラーメンを自炊します。

時間短縮のため、食後のコーヒーは今回はなしです…

 

強風極寒の山頂で1人ラーメンで暖を取り早々に下山です。

今回もピストンなので同じ道を行くのですが、

帰りもあの急坂を下るのかと思うと体力と相談しながらスピード配分しなくては…

 

いつの山行でもそうですが、ペースを崩したくないので、

休憩は水分補給や行動食を食べる程度なので数分で済ませます。

今回もそんな感じでしたのでほぼ歩き通し。

やはりピストン敢行となると時間配分が重要になりますので、

どうしてもこのようになってしまいます。

テン泊であればもう少し余裕をもって行動できるのですが...

なんとか17時30分に駐車場に到着。

結局、下山開始から最後の駐車場までは誰とも会わない静かな山行となりました。

 

 

【山行ひとくちメモ】

今回ピッケルも携行したのですが、

終始トレッキングポールで済ませていました。

 

しかし帰りの車で脳内反省会して思ったのですが、

斜度のある登坂ではトレッキングポールよりも

ピッケルの方がよかったのでは?と思い返しています。

 

 

自身の行動を見返してみると...

登坂時にはトレッキングポールが長いので扱いづらく、

片手にまとめて持ち替えたり、ポールを使わず手で支えたりしていました。

また、力をかけてしまうと伸縮ポールなので縮んでしまうことを懸念して

しっかりと体重を預けられないような状況でした。

 

ピッケルであれば、登坂時の杖としても程よい長さだし、

力を入れることも問題ないだろうと思われます。

※ちなみに、杖として使うことを前提にしていたので、

一般的に適したサイズである65cmではなく、70cmをチョイスしています。

 

前回の雲取山のような緩やかな登坂ではあまり有効ではないと思いますが、

このような急坂の山行時には適していると思いますので 次回実践してみようと思います。

 

 

★Activity_15 キャンプや山行で暖かく過ごすには…

先日の山行では久しぶりに極寒を堪能できたのですが、

冬のキャンプや山行で、以下に暖かく過ごせるか?

ということがプチ課題としてありまして、

そんな中、2つのアイテムが新たに導入されました。

 

まずは...

・Naturehikeハーフシュラフ(650FPダウン)

ハーフシュラフとは上半身はダウンジャケットや

フリースなどを併用することを想定したシュラフで、

文字通り、通常のシュラフの半分くらいでスパッと切れている状態のものになります。

 

身長176cmの場合で足元から胸元くらいまでのサイズ感となります。

肩がけサスペンダーが付いているので、足を出して歩くことも可能なので、

就寝時に使うだけではなく、例えばキャンプでは椅子に座って使ったり、

山行の場合だと、避難小屋や椅子のある場所であれば、

ちょっとした滞在時に暖をとることも可能かと思います。

 

このハーフシュラフはNaturehikeという中国のブランドなのですが、

650FPダウンを使用していてサイズもかなり小さくなるのですが、

このスペックにしてはかなりのお手軽価格なので、

軽量化とコスパを兼ね備えたアイテムかと思います。

暑がりさんであれば、夏場だったらこのハーフシュラフのみでいいかと思います。

 

 

 

もう1点は...

・ZIPPO ジッポ カイロ ハンドウォーマー

山行時で結構辛かったのは、登りの足の疲れなどではなく、

指先の感覚が徐々になくなってくることでした。

もちろんフリースのグローブを使用していたのですが、

それでも追いつかないほどの寒さで、べたではありますが、

口に手を近づけてはーはーと息を吹きかけるという

ここしばらくやったことがない行為をするくらい。

 

行動中はなんとかごまかせますが、プチ休憩や滞在時となると 寒さに耐え切れず、

早々に切り上げるなんてこともしばしば。

 

そこで導入をしたのが、ジッポのハンドウォーマー。いわゆるカイロです。

燃料を基準量入れると約12時間は発熱できるそうなので、

使い捨てカイロよりも経済的かなと思います。

※そもそも使い捨てカイロは高山では発熱しないようですが…

 

燃料はジッポライタ用やカイロ用ベンジンが一般的なようですが少し割高。

いろいろ調べましたがなんとホワイトガソリンで使える見たいです。

しかもホワイトガソリンの方が割安だし、ガスストーブでも 使えるし早速試して見ました。

 

筐体はブラック仕様で結構薄めな作り。

付属の専用注入器は入れ口が小さいのでコールマンの

フューエルファネルが入るように入れ口を広げてみました。

燃料を注入後、ライターで火をつけてそのまま蓋をすると

徐々に暖かくなってきますので専用フリースケースに入れます。

 

実際に就寝時にポケットに忍ばせてみましたが、朝までしっかりと発熱していました。

これなら山行時に手に持っているだけでも随分寒さを軽減できるのではないかと思いますので

次回の山行に投入してみたいと思います。

 

 

★Activity_14 Esbit(エスビット)18cmフライパンのふた問題

キャンプで使っているEsbit(エスビット)のアルミフライパン 18cmですが、

このフライパンには蓋は付属していません。

焼いたりするだけであれば特に問題ないのですが、

パスタを茹でたり少し蒸らしたいといった場合には蓋があると

なにかと便利かと思い100均やホームセンターなどで気長に探していたのですが

なかなかいいものがありませんでした。

そんな時、たまたまクイックガストというお店のお持ち帰りメニューの

「とろ玉からあげ丼」を買って自宅で食べていた時に気がつきました。

 

この蓋、もしかして使えるかな…

 

テイクアウト用の器の蓋がちょうどいい大きさだったので、

試してみたところ、シンデレラフィット!!!!

少し覆う感じなので密閉率も高そうだし、ちょっとした取っ手も付いている。

ダメになったらまたテイクアウト弁当を買えばいいので気兼ねなくお安く導入できます。

webで散々調べまくりましたが、クイックガストのテイクアウト用の器の蓋がいい!
なんてのはヒットしなかったので、これはプチ発見かもしれない!
と無駄に興奮してしまいました。
耐久性や使い勝手はまだ未知数ですので次回キャンプで使ってみようと思います。